近江八幡市にてフェスタのステージ音響を担当 ~会場に寄り添う音作りと柔軟なアプローチ~

滋賀県近江八幡市文芸の郷で開催されたの東おうみ合同マルシェのステージ音響(PA)現場の様子。スタジオ トイボックスのスタッフがYAMAHAミキサーやワイヤレスマイクを操作し、エレクトロボイス(Electro-Voice)ZLX-12およびZX1スピーカーを使用してダンスパフォーマンスの音響調整を行っている画像。 イベント音響
会場レイアウトや周辺環境に合わせた音響セッティングで、イベントの円滑な進行をサポート

先日、滋賀県近江八幡市にて開催されたフェスタにて、ステージ音響のセッティング・オペレーションを担当させていただきました。

今回の機材構成

  • メインスピーカー2台: Electro-Voice ZLX-12
  • モニタースピーカー2台: Electro-Voice ZX1-90

今回は、トイボックスのラインナップの中でも最もベーシックなスピーカー構成での音響プランです。

会場のレイアウトに寄り添う「細やかな音作り」

滋賀県近江八幡市のフェスタ現場屋外ステージ脇に設置された、Electro-Voice(エレクトロボイス)製のコンパクトなモニタースピーカー「ZX1」。背景には会場の建物やテント、紅白幕が設置されたステージが写っている。
ステージモニターとして設置したElectro-Voice(エレクトロボイス)「ZX1」

今回の会場は奥行きがしっかりとあるレイアウトでした。本来であれば、後方のお客さまにも均一な音を届けるためにサブスピーカー(ディレイアンプ・補正用スピーカー)を追加配置したいシチュエーションです。

しかし、イベント全体のプランやご予算の兼ね合いもあるため、今回はステージ前スピーカーのポテンシャルを最大限に引き出す方向でアプローチしました。

  • 設置角度の微調整: 音の直進性と拡散バランスを考慮し、スピーカーの振り角を調整。
  • 音量・EQのセッティング: 前方がうるさくなりすぎず、かつ後方まで明瞭な音が届くポイントを狙って調整。

制限のある環境下でも、機材の設置位置やセッティングを突き詰めることで、会場全体へしっかりと届く音環境を構築しました。

来場者の方には気づかれないようなほんの小さなこだわりかもしれませんが、こうした丁寧な工夫の積み重ねこそが、イベントをより素晴らしいものに仕上げる鍵になると信じて取り組んでいます。

柔軟な対応でリスクを回避するための「ワイヤレスマイクの運用」

滋賀県近江八幡市でのフェスタ音響現場にて、オペレート卓の上に準備された2.4GHz帯ハンドヘルド型ワイヤレスマイクとYAMAHA製ミキシングコンソール、CDプレーヤー。背景にはステージと演奏者の足元が写っている
周辺の電波環境や混信リスクに配慮し、2.4GHz帯ワイヤレスマイクとYAMAHAミキサーをセットアップ

今回は隣接する施設でも別のイベントが同時開催されており、そちらでも音響設備(ワイヤレスマイク)が運用されている状況でした。

こうした現場で特に懸念されるのが、ワイヤレスマイクの電波混信です。

事前調査を行い、今回は通常のB帯(800MHz帯)ではなく2.4GHz帯のワイヤレスマイクを選択・投入しました。

  • 混信リスクの回避: 周辺イベントで使用される800MHz帯とのバッティングを完全に避け、安全・確実に電波を確保。
  • 電波到達距離への工夫: 2.4GHz帯は800MHz帯に比べ伝送距離がやや短い特性がありますが、レシーバー(受信機)の配置場所や距離感を工夫することでカバーし、ノイズや途切れのない安定したオペレーションを実現しました。

2.4GHzのワイヤレスをセレクトしたことで、混信の心配をせずに安心してオペレーションに集中できます。

このように、現場の環境に合わせて柔軟に対応することを、スタジオトイボックスでは大切にしています。

現場の「安心」をつくることが、結果としてステージやイベント全体の品質向上につながると考えています。

演者様が心地よいステージを目指した「音響セッティング」

滋賀県近江八幡市で開催された屋外フェスタにて、赤い絨毯が敷かれたステージ脇に設置されたElectro-Voice(エレクトロボイス)製の黒いメインスピーカー「ZLX-12」。背景には、ステージの紅白幕やテント、駐車場に集まる来場客や車、奥の山々が写っている。スタジオ トイボックスの音響設営現場の様子。
迫力あるダンスパフォーマンスの音源を、会場全体へクリアに届けました。

メインで使用した Electro-Voice ZLX-12 は、ややメリハリのある音傾向(ドンシャリ気味なキャラクター)を持ちつつも、イベント用スピーカーとして非常に扱いやすく優秀なモデルです。

今回はステージ上でダンスパフォーマンスも行われましたが、このZLX-12の低域の力強さと高域の抜けの良さがダンス音源に見事にはまり、躍動感のあるサウンドをお届けすることができました。

本番終了後には、主催者様ならびに出演者の皆様から「すごく聴きやすくて迫力があった」「気持ちよく踊れた」と温かいお言葉をいただくことができました。

また、ステージモニターとして配置した ZX1 は、コンパクトな見た目からは想像できないほどタフでクリアな音質です。

ZLX-12のサウンド特性を補いながら演者さんの足元をしっかり支えることで、リズムやカウントが取りやすい理想的なステージ環境を作り上げ、パフォーマンスの向上に貢献しました。

皆様に心から喜んでいただけるステージを目指して

滋賀県近江八幡市で開催された屋外フェスタの音響オペレート席。黒いキャップとポロシャツを着用したスタジオ トイボックスのPAオペレーターが、左手にあるYAMAHAミキサーや右手のラック機材(TASCAM CDプレーヤー等)を前に、ステージで行われている演奏や進行を真剣に見つめている後ろ姿。背景には赤い絨毯のステージと演奏者、屋外に集まる来場客や車、山々が写っている。
主催者様や出演者様の想いに寄り添い、イベントの成功を音で支えます。

どれだけ万全に機材をセッティングしても、最終的に「今日ここでイベントを開催して本当によかった」「安心して最高のパフォーマンスができた」「心地よい音で楽しめた」と、

関わるすべての方に満足していただけることが、音響スタッフとしての何よりの喜びです。

フットワークの軽さと、現場の状況に合わせた柔軟なアプローチ。そして、主催者様の想いや演者様のこだわり、来場者様の聴き心地に徹底して寄り添う細やかな心遣い。

スタジオ トイボックスは、一つひとつを愚直に積み重ねることで、トラブルのない「安心」と「成功」をお届けしています。

「限られた予算のなかで工夫してほしい」「他イベントとの兼ね合いが心配」「アットホームな現場で親身に相談に乗ってほしい」など、どんな小さなご要望やご不安でも構いません。

滋賀県内をはじめ近隣エリアでのステージ音響やイベント設営は、ぜひスタジオ トイボックスへお気軽にご相談ください。

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