先日、オーケストラのコンサート(演奏会)にて映像撮影を担当させていただきました。
大編成のオーケストラ撮影では、引きの全景(マルチカメラ)だけでなく、各楽器の繊細な表情や手元をとらえる「寄りの映像」が作品全体の臨場感を大きく左右します。
今回は、バルコニー席から各楽器のアップを狙うという役割のもと、お客様からのご要望に応えるために実施した撮影アプローチと機材セッティングのポイントをご紹介します。
1. 4K高画質へのこだわり:ソニー FX30の導入

ご依頼主様からは「ミラーレスカメラによる高画質な4K映像で収録したい」というご要望をいただいておりました。
そこで今回は、Cinema LineカメラであるSony FX30を投入。
6Kオーバーサンプリング技術による高画質な4K収録を活用し、ホール独特の照明下でも楽器の細かな質感や奏者の表情をくっきりと鮮明に捉えることができました。
また、空冷ファン内蔵により、長時間におよぶ演奏会でも熱停止することなく安定して4K収録を行える高い信頼性も魅力です。
2. 「使える映像」を残す:HS-150のカウンターバランス

今回の現場で特に重要だったオーダーが、「編集で使える画(しっかり固定されたフィックスの画)を少しでも多く残すこと」でした。
バルコニー席から望遠レンズを使って特定の楽器を狙う場合、少しのブレやパン・チルトの不自然な揺れが致命的になります。ここで絶大な効果を発揮したのが、三脚システムLibec HS-150です。
HS-150の特長である「完全カウンターバランス機能」により、どのチルト角度でもピタッとカメラが止まり、望遠域でも吸い付くようなスムーズな値動きと安定したフィックス画を作り出すことができました。
不要な揺れのないフレーミングを維持できたことで、カットの有効率(使える画の割合)を大幅に高めることができました。
3. シビアなピントと安全性を両立:Video Assistによるバックアップ

4K撮影において最も神経を使うのが「フォーカス(ピント)」です。特に望遠で演奏者の手元や顔を狙う際、カメラ本体の小型モニターだけでは微細なピントのズレを見落とすリスクがあります。
この課題を解決するため、外部モニターとしてBlackmagic Video Assistを導入しました。
- 大画面での厳密なモニター確認大きな画面でフォーカスアシスト機能を活用しながら確認することで、望遠域でもジャスピン(正確なピント)を逃さず追従できました。
- 保険のバックアップREC(ダブル収録)Video Assist側でも同時に録画(外部収録)を行うことで、万が一のメディアトラブルや書き込みエラーに備えたバックアップ体制を構築。絶対に失敗が許されない一発勝負の舞台撮影において、万全の安全性を取りました。
演奏の音声収録・レコーディングもお任せください

映像撮影だけでなく、トイボックスでは演奏現場での音声収録(ライブレコーディング・マルチトラック録音)にも対応しております。
クラシックや吹奏楽、ライブ演奏、音楽会など。臨場感のあるサウンドを記録させていただきます。
映像制作と音声収録をセットでお任せいただくことで、音と映像を組み合わせてアフタームービーや記録映像をワンストップでご提供いたします。
おわりに
私たちは常に、「少しでも良い画質で記録し、会場のリアルな熱量や演奏の豊かな雰囲気をそのまま残すこと」を一番に考えて撮影に臨んでいます。
重厚で美しいオーケストラの音色とともに、奏者の皆様の真剣なまなざしや美しい指動きを最高の画質で収めることができ、大変実りある撮影となりました。
トイボックスでは、コンサートや舞台公演、各種イベントのマルチカメラ撮影・高画質収録に対応しております。「画質にこだわりたい」「安全な収録体制で臨みたい」といったご要望がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
【お問い合わせ・映像制作や音声収録のご相談はこちら】
トイボックスでは滋賀県を中心に映像撮影や動画編集をしております。
その他にも映像制作・イベント制作に関わる様々なご依頼に柔軟に対応させていただきます。
詳しくはホームページをご覧ください。


コメント