滋賀県東近江市にて開催されたスポーツ大会の音響を担当させていただきました。
当日は厳しい暑さの一日となりましたが、会場では選手のみなさんによる熱い戦いが繰り広げられ、私たちもその熱気に包まれながら業務に臨みました。
今回は、2つの競技エリアが同時に展開される広い会場において、参加者や観客の皆様へ確実にアナウンスを届けるために実施した音響設営のポイントと工夫についてご紹介します。
1. 2つの試合会場へ的確に届けるスピーカー配置
今回の会場は2つの試合エリアに分かれていたため、各エリアへしっかりとクリアな音を届ける必要がありました。
そこで今回は、2セット(計4台)のスピーカーをセッティング。それぞれのコートや観客席の特性に合わせ、角度や高さを微調整しながら配置しました。
2. 混信を防ぐ「パン(定位)」の活用
2つの会場で同時にアナウンスを行う場合、音が混ざり合って聞き取りづらくなる「混音」が課題となります。
これを解決するため、ミキサー側で左右のパン(音の定位)を適切に設定。それぞれの会場のアナウンスが打ち消し合うことなく、各エリアの観客や選手へクリアに聞こえる音響空間を作り出しました。
3. UR44C × iPadリモートコントロールによる音の最適化
体育館や広い屋外会場では、「オペレート位置(ミキサー席)で聴く音」と「実際の観客席やコート上で聴く音」にギャップが生じがちです。
今回はオーディオインターフェース「Steinberg UR44C」とiPadによるリモートコントロールを活用。
スタッフが広い会場内を実際に歩き回りながら、各エリアで「アナウンスの聞き取りやすさ」や「BGMの音量バランス」をリアルタイムで確認・調整しました。
どこにいても心地よく聞こえる音響環境をリアルタイムに構築できるのは、このデジタル環境ならではの強みです。
【裏話】機材も猛暑と格闘!?徹底した熱対策
ちなみに……当日は本当に厳しい暑さで、機材にとってもハードな環境でした。
音響機器やPC、パワーアンプなどは熱がこもると保護機能が働いて動作がストップ(熱暴走・オーバーヒート)してしまう危険があります。
イベント中に音が途切れるトラブルを絶対に防ぐため、今回は小型扇風機を持ち込んで機器に風を送り続け、常に冷やしながら運用しました。
見えない部分ではありますが、こうした泥臭い現場の工夫と熱対策も、イベントを最後までトラブルなく無事に走り切るための大切なポイントです!
おわりに
当日は汗ばむ陽気の中での大会となりましたが、白熱する試合の臨場感を音響の面からサポートできたことを大変嬉しく思います。
選手や観客の皆様、そして大会運営関係者の皆様、本当にお疲れ様でした!
スタジオトイボックスでは、屋内外のスポーツイベント、式典、各種催し物に応じた最適な音響プランをご提案しております。
広い会場や特殊なレイアウトでの音響調整でお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。
トイボックスでは滋賀県を中心にイベントやステージの音響業務を行っております。
その他にも映像制作・イベント制作など、様々なご依頼に柔軟に対応させていただいております。
詳しくはホームページをご覧ください。


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