滋賀県長浜市にて開催された寺院行事のYouTubeライブ配信および館内映像送出を担当させていただきました。昨年に引き続きのご依頼をいただき、大変光栄に思います。
今年は会場が寺院から地域の文化ホールへと変更となり、設備の特性を生かしたシステム構成で臨みました。
今回の配信システムと機材構成
本番の配信現場では、映像スイッチャーとしてRoland V-8HDを使用しました。カメラ映像2系統とPCからの差し込み映像1系統の計3チャンネルを取り込み、リアルタイムでテロップを合成したうえで、配信PC(OBS)経由でYouTubeへライブ配信を行いました。
主なシステム構成
- 映像スイッチャー:Roland V-8HD
- 入力チャンネル:
- カメラ1(引き):客席全体を捉える定置カメラ
- カメラ2(寄り):スタッフ1名が配置つき、演者の動きに合わせてカメラワークを担当
- PC画面:テロップ・差し込み映像用
- 出力:
- 配信用:OBS(PC)へ映像送出 → YouTube Live
- 館内送出用:V-8HDのAUX出力から別室(小ホール)のプロジェクターへ映像を分岐送出
会場内の本堂(メインホール)の様子を、別室の小ホールでもリアルタイムに鑑賞できる環境を構築しました。
安定したネット回線と会場音響の活用
ライブ配信現場で最も注意を払うポイントのひとつが「ネット回線」と「音声処理」です。
1. 舞台袖の安定した有線LAN回線
会場によってはネット回線がない、あるいはセキュリティ上の制限で使えないケースも多く存在します。今回は舞台袖に有線LANポートが完備されており、非常に安定した帯域で配信を行うことができました。
2. 会場音響設備との連携
音声面では、会場の音響スタッフ様とスムーズに連携を取らせていただきました。ホールの音響卓から配信用の音声ラインを直接いただくことで、自前でマイクを設営する手間を大幅に削減しつつ、クリアな音声を配信に乗せることができました。
現場でのハプニングと長距離映像伝送(SDI化)
客席に配置したカメラから舞台袖のスイッチャーまでは距離があるため、一般的なHDMIケーブルでは信号が減衰して届きません。
そのため、今回はビデオコンバーターを使用して業務用規格であるSDIに変換し、長距離の映像伝送を行いました。
しかし設営時、このビデオコンバーターの不調により映像が正しく伝送されないというハプニングが発生。原因特定と復旧作業に時間を要することとなりました。
配信現場では事前のトラブルシューティングとバックアップの重要性を再認識する機会となりましたが、開演前までに無事問題を解決し、万全の状態で本番を迎えることができました。
本番を終えて
本番中は大きなトラブルもなく、高品質な映像と音声でYouTubeライブ配信をお届けすることができました。
また、小ホールのプロジェクターへの映像送出も順調に行われ、会場の来場者様・オンラインの視聴者様双方に無事届けることができました。
現地へ足を運ぶことができなかった多くの皆様にも、行事の雰囲気をそのまま感じていただけたのではないかと思います。
ご依頼いただきました主催者の皆様、並びに会場スタッフの皆様、誠にありがとうございました。
トイボックスでは、滋賀県を中心に寺院の行事、地域イベント、各種発表会などのライブ配信やマルチカメラ撮影・音響サポートを承っております。
「会場にネット回線があるか不安」「別室のモニターやプロジェクターにも映像を出したい」「どのような機材構成が必要かわからない」など、
ご相談段階から、現地調査を含めて丁寧に対応させていただきます。規模やご予算に応じた最適な配信システムをご提案いたしますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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