トイボックスで使用している機材を紹介するコーナーです。
今回はちょっと変わった電動雲台というアイテムを紹介させていただきます。
まず「雲台」というのは三脚の上に付いている部品で、パンやチルトと呼ばれるカメラの角度を調整するためにあります。
それを電動で動かせるようにしちゃおう!というものがBescor(ベスカー)というアメリカのメーカーから発売されている「MP-101」になります。

雲台が電動になると何が便利なの?と思われる方もおられるかもしれませんが、普通に考えれば人が雲台を調整した方が早いです。
MP-101が活躍するのは、カメラの遠隔操作が必要になる場面です。
離れた場所にカメラを設置すると基本的には固定の映像しか撮れませんが、電動雲台をリモコンで操作することで固定よりも柔軟に撮影することが可能になります。

具体的な使用例では、複数のカメラを使うマルチカム撮影や、ライブ配信・画出しなどスイッチャーを使う現場の際に重宝します。
特にスタッフの人数が少ないときは離れたカメラまで行ったり来たりしている余裕もないので、自分はメインのカメラだけを操作して、補助的なカメラはリモコンで適時調整していく、と言った感じになります。
それってPTZカメラで良くない?と思われる方もおられるかもしれません。PTZはその名の通りパンチルトズームを遠隔操作できるカメラで、しかもLANケーブル1本で設営できます。
ただPTZカメラは高価ですし、手持ちで撮影したいとき等には使えません。既に持っているビデオカメラを活かしてPTZのようにできる意味では電動雲台にもメリットはあるように思います。
ところで、電動雲台で実現できるのはパンとチルトだけですので、カメラのズームに関しては遠隔操作できません。
ですが、業務用カメラには基本的にLANC端子(リモート端子)というものが備わっていて、そこに別途リモコンをつなぐことでズーム操作が可能です。

また、最近ではWi-Fiを使ってカメラをスマホ等から操作することも当たり前になりましたね。
電動雲台とこれらのアイテムを組み合わせることで、離れた場所に設置したカメラも自在に操作できるようになります。
MP-101の詳細についても軽くご紹介させていただきます。
電源はACアダプターか単三電池4本。可動範囲はパン340度・チルト30度までカバーできます。搭載可能なカメラの重さは6ポンド(約2.7kg)まで。
リモコンにはモーターの速度を変更するフェーダーも付いています。

電動雲台に標準で付いてくるリモコンのケーブルでは1mほどしか届かないので、離れた場所で使いたい場合は別途延長ケーブルを買う必要があります。
15mの延長ケーブルというものが販売されていて、継ぎ足しで最大90mまで延長できるそうです。
というわけで、今回は撮影を支えてくれる機材のひとつ電動雲台「MP-101」を紹介させていただきました。
カメラマンの代わりになる、とまでは行きませんが、撮影を助けてくれる助手として大いに役立つアイテムです。
トイボックスでは滋賀県を中心に映像撮影や動画編集をしております。
その他にも映像制作・イベント制作に関わる様々なご依頼に柔軟に対応させていただきます。
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