トイボックスで使用している機材を紹介するコーナーです。
今回は業務用デジタルビデオカメラ、Canon(キャノン)「XF605」を紹介させていただきます。

本格的に映像制作やライブ配信を始めていくに当たって、業務用のビデオカメラを探していました。
ソニーのカメラが業界標準とも言えるぐらい普及しているのですが、ここ数年は業務用ビデオカメラはあまり更新されていないようで、
仕様なども少し古くなってきており、どうしようかなと考えていたところにキヤノンから新しいカメラが発売されたということで、購入に至りました。
このようなハンドヘルドタイプのカメラは放送業界では「デジ」と呼ばれているそうで、TVの制作現場でも使われています。
強みは汎用性の高さだと思います。
どんな用途にも応えてくれるので、特に次々と状況が変わるような中で臨機応変に撮影しないといけないような場所では強いですね。
例えば、屋外で撮影するときはNDフィルターというものを付けるのですが、ミラーレスカメラは基本的にレンズにフィルターを装着しないといけないことに対し、デジと呼ばれるビデオカメラはNDフィルターが内蔵されています。

レンズにフィルターを付ける手間を省き、スイッチひとつでNDフィルターが付けられるのは本当に楽です。
ただし、映像の画質的なところではセンサーの大きいミラーレスカメラに軍配が上がります。そのあたりは撮影内容に応じて使い分けになってくると思います。
ところで、ミラーレスカメラの方では4K60P(4Kの画質でフレームレートを60で撮る)で撮影できることは普通になりつつありますが、ビデオカメラではほとんどありません。これから増えていく様子もあまり無さそうです。
XF605は4K60Pに対応しているので、さすが最近発売されたカメラだなという感じです。ここが対応できるかどうかで、今後使える年数も変わってくるのではないでしょうか。
また、ライブ配信の際に使い勝手が良いというのも私の中で決め手になったひとつです。
カメラから映像を出力する際、長い距離を伝送できるSDIという業務用の端子が備わっていたり、

特にXF605は本体の液晶モニター・HDMI・SDIに同時に映像を出すことができます。用途で使い分けることができ重宝します(実はこれが仕様上できない業務用カメラもあったりします)。
キャノンと呼ばれる業務用のマイク端子が接続できるのも大きいですね。カメラマイク・ワイヤレスマイク・ミキサーからのライン入力、何でも対応できます。

キャノン端子が抜き差ししやすいように逆さになっているのがありがたい。
さらにはWi-FiやLANケーブルをつないでパソコンから画面をモニターしたり、カメラを操作したりなんていうことも可能です。
良いところばかり書きましたが、ここが改善されたらもっと良いなという点もいくつか。
例えば、記録時のビットレート(データ容量)がすごく高いものしかフォーマットを選べないので、容量大きめのSDカードが必要であったり、
ガンマイクのホルダーの径が細めなので装着できるマイクの選択肢が少なかったりと、

基本的には問題ないのですが、ちょっと気になるところもあります。
まだまだ語りたいところはたくさんあるのですが、長くなってしまいますのでこのあたりで。
最後に1点、XF605の素晴らしいところを紹介して終わりとさせていただきます。
それは「ズームリング」です。
色々なカメラを触ったことがある方は分かっていただけると思うのですが、ズームリングが意図したように動かないと言いますか、
リングを回す速度とズームの速度が何か微妙にかみ合っていなかったり、レスポンスがちょっと悪かったりして、モヤモヤした方もおられるのではないでしょうか。
その点、XF605のズームリングは意のままに操れる感覚があります。実際に使っていてここでストレスを感じたことはほぼ無いです。

ただ、人によってはこのリング、抵抗が重いと感じる方もおられるようです。確かに、他のカメラと比較してみると少し重めかもしれません。ズームを多用した撮影をされる方には注意が必要です。
動きの多いステージの撮影などでは、ズームリングを使って画面サイズを変えることも多いですが、気持ちよく反応してくれるので、撮っていて心地よいですね。
という訳で、今回はXF605について紹介させていただきました。
トイボックスでは滋賀県を中心に映像撮影や動画編集をしております。
その他にも映像制作・イベント制作に関わる様々なご依頼に柔軟に対応させていただきます。
詳しくはホームページをご覧ください。

コメント